ビジネスクラスでより快適に過ごす方法 その2

ども、さっきーです。

前回に引き続き、ビジネスクラスで快適に過ごす方法その2です。

airplane sheet

ビジネスクラスでフルフラットシートはもはや当たり前と前回書きましたが、皆さんはシートは全部倒してしまっていませんか??
もちろん、それで快適に寝られているよという方は問題ないのですが、何か寝苦しい、頭がぼーっとする、顔がむくむという方は次の方法を試して下さい。

それは、
「シートを少し起こす」です。

「何だそれだけかよ」とお思いかもしれませんが、実は結構重要です。
お気づきの方も多いかもしれませんが、飛行機は上空を飛んでいる時、機首(前方)が上になった状態で飛んでいます。

Horizontal_check

水面が傾いてます(左が機首方向)

これは機体の重量バランスや揚力の関係で機首を少し上げた状態になってしまうんですね。
巡行状態によって多少は変わる事もありますが、大体は機種が少し上になっています。

で、通常のシート配置だと足が前方を、頭が後方を向いていますよね。
(ユナイテッド航空の一部の機種では、後ろ向きに座るシート配置なんてのもありますが・・・)

この状態で「フル」フラットにしてしまうと、足よりも頭が下にある姿勢になります。
要は逆立ちをしている状態に近くなり、頭に血が上ってしまうんですね。
なので、寝苦しくなったり、頭がぼーっとしたりするんです。
シートを少し起こす事によって頭の位置を上げれば、頭に血が上る事もなくなり、快適に寝られるという訳です。

ちなみに、この頭を少し下げる姿勢というのはNASAなどの宇宙開発の実験で、無重力を再現させるためにも使われています。

astronaut

宇宙空間だと重力が無いため、頭に血が上りやすくなります。
重力のある地上で頭に血を上らせやすくするために、足を上にして寝るという姿勢が考えられました。
もちろん、無重力を体験されたい方はあえてフルフラットで寝るのもアリかもしれません。

また、鼻づまりがひどくて寝苦しい時にもこの方法は使えます。体をある程度起こす事によって、鼻水がのどの方に自然に流れていく様になるので、多少は鼻づまりが緩和されます。

皆様の快適な旅のお役にたてれば幸いです。 

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