ある日の夜、洗い物を食洗機につっこんで、スタートボタンを押して数分後、鳴り響くエラー音・・・
というわけで、食洗機がまたもや壊れたので、自力で治してみました。
今回は排水ホースの亀裂が原因でした。
症状は?
食器洗い中に全部のランプが点灯&警告音(ピーピー音)が鳴り響きます。
また、しばらくは「ズゴゴゴゴゴォォォォ・・・」という排水ポンプが動く音が鳴り響いています。
食洗機を開けて中のエラーを確認すると、「高温・スピーディ」のランプが同時に点滅しています。
説明書によると「機内の水漏れ不良」とのこと。
これは食洗機の中に何かしらの理由で水が漏れて、それを検知して止まっているという事です。
水漏れの原因にもよるのですが、給水側が壊れてしまうと、水が流れっぱなしになるため、排水ポンプを常に動かしています。
なので、説明書にもまずは給水栓を止めて、ブレーカーを切らないで書いてあります。
食洗機を取り出す
一度修理をしているので、取り出すのは手慣れたモノです。
こちらを参考にして、さくっと取り出してください。
食洗機が水漏れしたので自力で治してみた(給水ホース編)
取り出す前のドレインホールからの水抜きを忘れずに。
漏水している所を探す
前回の経験から、給水ホースが外れていることを最初に疑いましたが、こちらは外れていない模様です。
となると、次に疑うのはネットの記事にもよくなっている排水ホースの亀裂です。
前回修理した時は多少固くなっていたものの、亀裂は無かったのですが、
今回確認してみると何やら濡れています。
しかし、イマイチ漏れている場所が解らないので、食洗機を床に置いたままスイッチON!
給水が始まると排水ホースからの水滴が確認できました。
そのまま食器洗いが始まるともれる量が増えてきたため、途中停止して排水することに。
排水ポンプが動き出した瞬間に盛大に水が漏れてきました・・・
排水ホースを確認
場所が特定できたところで、排水ホースを外します。
上下2か所をクリップで止めていますので、クリップを外してホースを引っこ抜きます。
この時、必ず上から抜いてください。下から抜くとホースとポンプ内に溜まっていた水が溢れて大惨事になります。
外したホースを見てみると、蛇腹の部分に見事に亀裂が入っています・・・
前回修理してから1年ちょっと経っていますが、その間に亀裂が進展したようです。
交換用のホースを探す
交換用のパーツとして、パナソニック純正品があるようですが、4000円近くするのでネットの情報も参考にしてシリコンチューブで代替することにしました。
ちなみに、新しい交換用ホースは黒いゴムのホースになっている様です。メーカに務めているのでよくわかるのですが、こうした設計変更が入る場合はそもそもの設計がマズかった可能性が高いです。
では、気を取り直してホームセンターへGOです。
園芸コーナに様々なホースがならんでいますが、普通の園芸用ホースの場合、耐熱温度が50℃程度なのでお湯の温度が60℃以上になる食洗機には使えません。
なので、耐熱性のあるシリコーンチューブを使用します。
1mあたりだと2000円ちょっとと意外と高いのですが、使うのは30cmちょっとなのでとりあえず40cm分を購入。
ホースを刺すだけだと抜ける可能性があるので、一緒にホースバンドも購入します。
ステンレス製(屋外用)と鉄製(屋内用)で悩みましたが、本来であれば水がかからない場所なので安い鉄製にしました。
ホースの外形が20mmで差し込んでちょっと膨らむとしても25mmは超えないだろうという事で15~28mmに対応したバンドを購入しています。
交換用のホースの取り付け
シリコーンチューブをカットして長さを調整しながら食洗機にとりつけます。
この時、シリコーンチューブは柔らかいので、急な曲げをつけてしまうと潰れて水が通らなくなってしまいます。
なるべく大きな曲げで配管する様にしましょう。
元々の配管ルートとは異なりますが、特に問題はないでしょう。
また、ホースを差し込む前にホースバンドを通しておくことを忘れずに。
最悪、あとからでもつけられますが、先に通しておく方が楽ちんです。
ホースの両端を差し込んだら、ホースバンドを締め上げて修理完了です。
ホースを差し込む部分が樹脂で出来ているので、あまり力一杯締めると割れる可能性があるので、抜けない程度にゆるく締めておきましょう。
ホースが取り付けられたら、あとは食洗機を元の位置に戻して完了です。
修理してから数カ月間毎日使っていますが、今のところ大きな問題はなさそうです。
みなさまのご参考になればとー