ども、さっきーです。
先日、10年近くフル稼働している我が家の食洗機から水漏れが発生するという事態が発生したので、自力で治してみました。
水漏れが起こったのはパナソニック製のビルトイン型食器洗い乾燥機「NP-P45MD1W」という機種です。
マンション購入時にシステムキッチンに最初から組み込まれていた製品です。
症状としては、洗浄途中にエラー表示が出て洗浄が止まります。
「強力」「標準」「少量」の各ランプが点滅状態。
パナソニックの診断サイトで調べると
「誤排水異常」で修理の目安金額 3,9000円!!
こんな時は家電の延長保証に入っておくべきだったと後悔しますが、そもそもマンション購入時に取り付けられていたモノなので延長保証をつけようもないし・・・
ちなみに、このNP-P45シリーズはネットで検索すると内部の排水用の配管が熱で劣化して穴が開くケースがあるらしく、今回もそれを疑っていました。
2020/9 追記 ついに排水ホースに穴が開きました・・・・
食洗機がまた水漏れしたので自力で治してみた(排水ホース編)
ちなみに、ビルトイン式の食洗機は買い替えとなるとナカナカのお値段なので、どうにか治したいところです。
ただし、治すのに自信のない方は素直に修理 or 買い替えをオススメします。
ちなみに、食洗機は使わない or 使わないからいいやなんて思っていませんか?
食洗機のある生活が普通になっていると、「食器を洗う」という家事そのものがなくなります。
なので、食洗機を使わない生活なんて考えられませんよ??
理系パパが解説する食洗機を買うべき理由
まずは分解
それでは分解していきましょう。
と、その前に、給水栓と電源を切っておきましょう。
特に、給水栓はちゃんと占めておかないと、突然水が噴き出す可能性がありますので・・・
給水栓はふつう、キッチンのシンクの下にあります。
蛇口に繋がる配管から分岐している事が殆どなので、見つけやすいと思います。
給水栓を締めたらいよいよ分解です。
まずは、食洗機の下にあるカバーを取り外します。
我が家の場合はカバーが二つの部品で構成されていて、下のカバーはネジで止まっていて、上のカバーは食洗機を少し引き出した状態で引き上げる様にすれば外れました。
ドレインの排水を忘れずに
続いて、前ずれ防止用の部品を取り付けている2つのねじ(写真の赤丸)を外して、部品を取り外します。
これで、食洗機を本体ごと引き出せる様になるのですが、その前に内部の水を抜いておきましょう。
食洗機底面の前方真ん中にゴムでできた栓(写真の青丸)があります。
これは、水漏れが起こった場合に備えて、本体の中に水をためる構造があるのですが、ちょうどその底についています。
なので、水が溜まっているとこの栓を抜く事で中の水を排水することができます。
ちなみに、ネット情報による1リットルちょっと貯まる事がある様ですので、大きめの洗面器やボールで受けましょう。
ワタクシの場合もやはり1リットル近くの水が出ましたので、小さなお皿とかだと溢れてしまいます。
本体をまるっと引き出す
ドレインの排水が終われば、いよいよ本体を引き出します。
本体が重い(10~15kg?)のと、きつく収まっているので、引き出すのにナカナカ苦労します。
3分の1程度引き出したところで、排水管や給水管、電源コードが突っ張っていないか確認します。
我が家の場合は全部引き出せる余裕がありそうでしたので、外さずにそのまま引き出しました。
とはいえ、長さにあまり余裕もないので、キッチンの前に横にしておきました。
中を開けていきます
後ろ側に蓋があり中がなにも見えないので、ねじ(5本)を外してこの蓋を外します。
ドレインで排水したにも関わらず、中に水が少し残っていました。
また、かなり前から水漏れしていたので、錆も発生しています。
う~ん、よく壊れてなかったな・・・
白い蛇腹のL字状になっているのが、悪名高い排水ホースです。
ホースを触ってみると濡れていたので、やはりここから漏れた可能性が高いです。
上下のクリップを外してホースを取り外してみます。
ちなみに、下の排水ポンプ側を外す時は中に水が溜まっていますので、ご注意を。
ここも2~300cc位は溜まっていた感じなので、それなりの受け皿を用意しておかないと水浸しになります・・・
ホースを外してみて、調べてみたところ、水漏れの気配は全くなし。
多少、固くなっている感はありますが、亀裂が入って水が漏れる様な事はありませんでした。
はて?では一体どこから水が漏れていたのか???
水漏れ場所探しで小一時間悩む・・・
排水ホースが原因でないとすれば一体どこから水が漏れたのか??
排水ポンプのパッキンが緩むこともある様ですが、こうなるとさすがに全バラ&部品交換なので、それは避けたい。
よくよく内部を見ていくと、水がかかっているところと、全く水がかかっていないところがわかれているっぽい。
水がかかっているのは排水ホースの上部あたりからかかっているし、このあたりは側面の板も結構濡れている・・・
そうすっと上部の方から貰れた可能性があるので、給排水ホースの接続部から庫内に向かってもイマイチ見つからない・・・
ふと、上部の隙間から中を覗いてみると、何か変な角度でホースが接続されてる・・・
もしや!と思ってよーく見てみると、庫内に給水するホースが外れかかっている!!
というか、殆ど外れている!!!
原因はここの様です。
給水管や排水管は外から庫内に入る際に、食洗機の出し入れに対応できるように、一旦折れ曲がる形で庫内を通してあります。
この折れ曲がりに合わせてホースを通しているのですが、どうやら他のホースに比べて給水ホースは短かった模様。
しかも横から通してあるので、庫内に接続する際にはホースを直角に曲がる様にしないといけない仕様になってます。
このホースがどうも他のホースに比べて短く、食洗機の出し入れの時に常に引っ張られていた模様です。
また、もしかすると、庫内の接続の部分の刺しこみが不十分だったのかもしれません。
で、使っているうちに徐々に抜けていき、最終的には殆ど抜けた状態となったのでしょう。
確かに、今回のエラーは
食洗機の洗浄開始⇒排水ポンプで庫内の水を排水⇒給水が始まってすぐに止まる
という感じでしたし、給水中はジョボジョボという何かが漏れている様な音がしていました。
原因が分かったら修理
今回は単純にホースが抜けていただけですので、接続しなおして、ホースのツッパリをちょっとでも低減できるように、引っ張って終了です。
部品交換とか無くて良かった・・・
給水ホース自体も若干固くなっていあので、替えたいところではあるのですが、そこまでするのも大変だし、稼働率高めの我が家ではすぐにでも使いたい。
というか、今更洗い物とかしたくない・・・
というわけで、ホースを接続しなおしたら、下に溜まっていた水分をふき取り、後ろの蓋を元通りに締めて、キッチンに本体を収納し、前ずれ防止の部品を取り付け、下のカバーを取り付けて終了です。
とりあず、試運転してみましょう。
修理前は洗浄開始直後にエラーで止まりましたが、今回は問題なさそうです。
無事に修理できたようです!!
ちなみに、修理を頼むと出張費だけで4000円弱とられて、部品代や技術費用を考えると数万円はかかってしまいそうです。
自分で治せば時間はかかりますが、タダです!
ただ、会社帰りの平日の夜だと体力的にナカナカ厳しかったですが・・・
皆様のお役に立てれば~
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